お目付け役

支出のアカウンタビリティ・パートナーは効果ある?(ブタのほうがうまくいく理由も)

目標を誰かに伝えると、こっそり投げ出しにくくなります。でも、よい支出のアカウンタビリティ・パートナー(お目付け役)には、いつでも連絡がつき、正直で、しかも気まずい空気にしないことが求められます。友だちに頼むには、なかなか大変な注文です。

アカウンタビリティは、習慣を変えるための昔からあるコツのひとつです。やろうとしていることを誰かに伝えて、報告を入れる。それだけで、こっそりあきらめることに急に代償が生まれます。説明しなければならなくなるからです。ランニングにも、執筆にも、禁煙にも効きますし、お金の使い方にも効く可能性があります。

支出にアカウンタビリティが効く理由

  • 立ち止まる時間が生まれる。予定外の買い物の前に報告すると決めていれば、その報告自体が頭を冷やす時間になります。
  • (ささやかな)社会的コストが加わる。「またスニーカーを買っちゃった」と声に出して言わなければならないと思うと、その買い物の魅力は少し薄れます。
  • 目標が現実味を帯びる。誰かに伝えた目標は、夜の11時に都合よく書き換えにくくなります。
  • 自分を縛る仕組み(コミットメント・デバイス)として働く。フィリピンで行われた有名なフィールド実験では、目標に達するまでお金を引き出せない貯蓄口座を選んだ人たちは、1年後、比較対象のグループよりも大幅に多くの貯蓄を持っていました。
  • 成功を一緒に喜んでもらえる。ノースペンドの連続記録に誰かが気づいてくれるのは、意外なほどやる気につながります。

支出のアカウンタビリティ・パートナーの作り方

  1. ふさわしい人を選ぶ。正直だけれど優しく、噂話をせず、本人も浪費家ではない人。
  2. ルールを決める。「もし〜なら、〜する」の形にしましょう:「$30を超える予定外の買い物がしたくなったら、先にあなたにメッセージする」。このように具体的な「もし〜なら」の計画は、ずっと定着しやすくなります。
  3. 共有する内容を決める。銀行の取引明細を全部見せる必要はありません。目標と連続記録、そしてときどきの「誘惑されてる」のひとことで十分です。
  4. 報告の日程を決める。週に一度、うまくいったかを伝えるメッセージを送るだけで、この取り決めは生き続けます。
  5. お互いに、でもOK。お金の使い方に取り組む二人なら、お互いにごまかしを防げます。

人間のアカウンタビリティ・パートナーの難点

理屈の上ではすばらしい仕組みです。でも実際には、みんな同じ壁にぶつかります:

  • 肝心なときにいない。衝動買いは、真夜中や、レジの列に並んでいるとき、ライブ配信の最中に起こります。
  • 遠慮しすぎる。たいていの友だちは、「それは買えないでしょ」ではなく「自分にごほうびをあげなよ」と言います。その理由は、あなたの使いすぎが問題だと、誰も言ってくれないという記事に書きました。
  • 気まずくなる。お金の話は今もタブーで、頻繁な報告は友情に負担をかけかねません。
  • 数字を知らない。友だちには、その買い物が給料の残りにどう影響するかはわかりません。

メリットを残せる代わりの方法

  • 公開コミットメント:ノースペンドチャレンジを、グループやオンラインコミュニティ、パートナーに宣言する。
  • 待つルール:24時間ルールは、未来の自分に対するアカウンタビリティです。
  • 支出ジャーナル:衝動をひとつ残らず書き出すことで、そのページに対して責任を負うことになります。衝動買いジャーナルも見てみてください。
  • 報告できるアプリ:いつでも使えて、数字も把握しています。

ブタのほうがうまくいくかもしれない理由

理想のアカウンタビリティ・パートナーは、いつでもつかまり、給料日までにいくら使えるかを正確に知っていて、遠慮して「ダメ」を言いそびれることがなく、しかも何度でも聞きたくなるほどおもしろい。だから私たちはPorkをつくりました。友だちに頼むには、あまりに多すぎる注文です。でも、ブタにはまさにそれを頼みました。欲しいものと値段を伝えると、Porkはそれを給料と支払いに照らして確認し、ツッコみを入れ、あとから結局買ってしまったかどうかを確かめにきます。友だちは、これまでどおり、あなたのジャケットを褒めていればいいのです。

出典・参考資料

  1. Tying Odysseus to the mast: evidence from a commitment savings product (Ashraf, Karlan & Yin) — Quarterly Journal of Economics、2006年
  2. Implementation intentions and goal achievement: a meta-analysis (Gollwitzer & Sheeran) — Advances in Experimental Social Psychology、2006年

Next Paycheckは、予算管理と支出の自己管理(アカウンタビリティ)を助けるツールであり、銀行でも金融アドバイザーでもありません。このページは教育目的の一般的な情報であり、金融・法律・税務上のアドバイスではありません。状況は人それぞれですので、大きなお金の判断をする前に、資格のある専門家への相談をご検討ください。借金の管理が手に負えないと感じるときは、非営利のクレジットカウンセラーが力になってくれます。買い物をコントロールできないと感じるときや、それが苦痛の原因になっているときは、医師やメンタルヘルスの専門家に相談する価値があります。